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メサイア初練習

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11月10日(木)


昨日作ったハヤシライスの2日目も美味しい!

カレーは2日目が美味しいと言うが、ハヤシライスもなんですね。

それともそんな気がするだけ?


シェーンベルク合唱団のウィーンでの最後のお仕事です。

メサイアです。

この初練習がとても楽しみでした。


なぜなら楽譜にいろいろ注意事が書かれているのがとても興味深いのです。

アーノンクールとオルトナー教授の指示がぎっしり書き込まれています。

CDなどの録音を聞いて既に知っていた事ではありますが、実際に目にしながら自分も声を出してみると言うのはとても幸せです。


この合唱団に3年間所属して多くを勉強させてもらいました。

洋酒の飲み方、ヨーロッパの女性の口説き方、ディスコの楽しみ方などなど(笑)。

本当に素晴らしい同僚たちでした。

この演奏会で最後と思えばとても悲しいのですが一回一回の練習を楽しみたいと思います。


ヨーロッパ滞在あと77日

ウィーン滞在あと60日

またまた結婚式

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11月11日(金)


プランクトンの仲間ギャノッドの結婚式でした。

オーストリアにきて結婚式に招待していただいたのはこれでたぶん5回目だと思いますが、一週間の中で2回続くとは(笑)!

ペァヒトルヅドルフの役所で行われました。


ギャノッドの家族は音楽一家です。

ブラスバンドあり、合唱ありのにぎやかな結婚式でした。

そしてそのあとのパーティーではジャズバンドもきて、入れ替わり立ち替わり誰かが演奏するまるでコンサートのようでした。


ギャノッドは自分と同じ同級生。

確か誕生日が数日しか違わなかったんじゃないかな。

とにかくおめでとう!


そして夜はシュタマースドルフ男声合唱団の練習に。

そしたら今日も次期指導者候補の方が来ていました。

彼の練習の様子を30分観察させていただいたのですが。。。


とても人のよさそうな方なのですが、中学校の数学の先生らしく、どうみてもアマチュア。。。

特に指揮がひどく、当然ピアノも達者ではない。。。

ただ合唱経験はあるっぽいのですが、団員の評価は当然ダメでした。。。


そして自分が稽古をした後そのあと23時まで今後についてどうするかを話し合いました。

若くて、(でも若すぎも駄目)男声で、金曜日の夜が空いている人、という厳しい条件にもかかわらず、全部で12人の希望者が現れたとのこと。

はやくみつかるいいけど。


いい人ってだいたいもうどこかのポジションについているし、どうなんでしょうねぇ。

ちなみに僕の前任者はウィーン室内歌劇場のコレペティの方でした。

誰かいい方がいたら教えてください。

毎週金曜日の夜が稽古で給料は約1分1ユーロです。


ヨーロッパ滞在あと76日

ウィーン滞在あと59日

強化練習

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11月12日(土)


イエズス会教会の教会合唱団の強化練習でした。

第一にブルクナー”ホ短調ミサ”が難しいということと、1月にあるディアベッリの練習時間が取れないので今のうちにやっておこうという二つの目的から、土曜練習が組まれた模様です。

午前午後と3時間ずつで6時間の稽古です。


ブルックーナーは下のミのフラットがあり、集中して体を開かないといい音が出ません。

もうちょっと年を食うと楽に出るようになるのかなぁ。

ディアベッリは聞いたことのない作曲家でしたが、曲は古典派のサリエリっぽい作風です。


この合唱団の宝というべきコレペティトアのマックス君は僕に言わせれば天才です。

16歳の時にブラームスのレクイエムをコレペティしたとのこと。

現在は指揮科の学生でもありますが、自分に厳しく練習の流れを完全に掴んでいて、常々彼の仕事ぶりには惚れぼれします。

いろいろなところで引っ張りだこらしいですが、指揮者としても是非大成してほしいと思います。


ヨーロッパ滞在あと75日

ウィーン滞在あと58日

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ブルックナー”ホ短調ミサ”、ゴーゴリゲネプロ

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11月13日(日)


イエズス会教会のミサではブルックナーのホ短調ミサが演奏されました。

弦楽器のないブラスオーケストラと合唱です。

ソリストもいません。


またオーケストレーションが非常に複雑で、ファゴットや3番トローンボーンという具合に低音楽器を聞いてれば大体アンサンブルしやすいのですが、しょっちゅうメロディーに移動するし、低音がなくなることもしばしば。

チェロやコントラバスの動きに当たる楽器がないのです。

一回だけのオケ合わせでは自分には足りませんでした。


でもオケの人たちのテクニックはさすがで合唱が合わすことができなければ、向こうが合わせてくれます。

合唱が後ろなのでオケマンにとって聴きやすいこともあるかもしれませんが、聞いてくれるオケは本当に歌いやすいです。

第一に敬意を払ってくれてるのが分かると嬉しいですしね。


そして合唱のメンバーとお茶をして家に帰って昼ご飯食べて、再びイエズス会教会に戻り日本語のミサ。

七五三のお祝いがありました。

おめでとう!


そして夜はアンデアウィーン劇場に行き、”ゴーゴリ”のゲネプロを鑑賞。

ゴーゴリはウクライナの詩人で、それにまだ自分とそんなに年齢の差がない現代の女性の作曲家が音楽を作っており、その世界初演です。

ロシア語で歌われます。


ゴーゴリという詩人も、アウエルバッハという作曲家も何にも知りませんでしたが、その作品、演奏からは多くの事が伝わりました。

指揮者フェドセイエフと歌手、シェーンベルク合唱団に脱帽です。

特に指揮者はめちゃくちゃよかったです!


3階席で聞いていましたがソリスト陣のロシア語がはっきり聞こえました。

自分の少ないロシア語のヴォキャブラリーでもたくさんの言葉が理解できるとドラマが心にしみていきます。

マルクス・レーニン主義が訪れる前の、トルストイやドストエフスキーの世界にしばしばみられる純粋な神との対話が感動的で、しかもそれを現代に現代の音楽で表現される視点は斬新でした。


ロシア世界の美しさをふんだんに描いており、聴衆はそのあとに訪れる欺瞞に満ちた共産主義の結果を知るがゆえに、21世紀の音楽が使われていることに、強いドラマとメッセージと感動を覚えます。

ロシアというヨーロッパ最北の地から描かれる人間模様は中欧に住む者にとって想像を絶するものであろうし、人間の本質に迫るには、離れた土地での話の方が、逆に自己を捕らえるのにいいのかもしれません。


言葉もストーリーも分からずに自分が感じたことなので(字幕も3階からはほとんど見えなかった)、的外れな感想かもしれませんが、少なくとも自分はこの作品と演奏を心から楽しむことができました。

オペラはすごいです。

特に最近あまり劇場に足を運べていなかったので良かったです。



ヨーロッパ滞在あと74日

ウィーン滞在あと57日

メサイア練習

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11月14日(月)


今週は暇です(笑)。

いや、お出かけが少ないだけでやることはいっぱいあるのですが。

たくさん”冬の旅”の準備ができるのでうれしい!


夕方はメサイアの練習に行きました。

実は前回の練習の時に気付いたのですが歌ったことがない曲が一曲あったのです。

耳馴染みはあるのですが、実際に声を出してみて、これ歌ったことないかも?とおもいました(一回目の練習の時は気付かなかった、笑)。


初めて歌ったのは確か大学2年生の時。

定期演奏会での公演でした。

ハレルヤだけは小学校の5年生の時に広島少年合唱団で歌った気がします。


その後全曲通して歌ったのは大学3年か4年の時に1回あるだけですので、実は今回3回目です。

何かもっと歌ったような気もしないでもないのですが記憶にないです。

今回のオーケストラはベルリンでマタイ受難曲を歌った時のオーケストラです。

バロック専門集団でめっちゃくちゃ気持ちの良い音を出すオケだったと記憶しています。

たのしみ!


ヨーロッパ滞在あと73日

ウィーン滞在あと56日


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旧ユーゴのポップス

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11月15日(火)


今日は何も予定がなかったので家で真面目に勉強していたところ、演奏会のお誘いがありました。

アリーナの声楽の先生が演奏するという旧ユーゴスラビアのポップスのライブらしいです。

バルカン音楽が大好きなものとしては非常に興味が注がれたので行ってみることにしました。


よくあるバルカンバーでのライブで踊りながらお酒を飲みながらみたいな感じかと思ってたのですが、どうやらオーストリア国営放送主催のれっきとした演奏会でした。

編成はなんとコントラバスと歌!

あり得ないでしょ?!


ところがコントラバスがあらゆるテクニックを駆使したアレンジで、また歌がジャズでもクラッシックでもポップスでもない彼女独特の歌いかたで、編成の薄さを感じさせないどころか、持ち味を生かしたとんでもない音楽を聴きました!

あまりにもの衝撃にあいた口がふさがりません。

すべてセルビア語なので歌詞はすこしか理解できませんが、その歌唱力とコントラバスの豊かな音楽性で飽きる瞬間が1秒間ともありませんでした。

言葉でうまく説明できないのですが、歌唱力だけでいえば美空ひばりを超えているかもです(生で聞いたことはないですが)。

彼女はボスニア人だそうですが、バルカン半島は本当に歌手の宝庫だと思います。



ヨーロッパ滞在あと72日

ウィーン滞在あと55日

バーガーレストラン

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11月16日(水)


今日も特に予定がなかったので、猛練習。

6時間の歌いこみをしたのはかなり久しぶり。

冬の旅頑張ってるのですが、1曲1局に時間がかかり過ぎてなかなか進みません。

全24曲は長いです。


夜は教会合唱団の友人ガディのお誘いでバーガーレストランに。

指揮者のアンドレアスとヤナとの4人で出かけました。

アメリカスタイルのお店です。


ハンバーガーが1000円程度するのですが、マクドナルドなどの値段を考えれば高すぎです。

けどそれなりの美味しさとボリュームがあるのか?と言えばそうでもない。。。

確かに美味しいのですが、マクドナルドのハンバーガーの10倍の値段というほどでもないような。。。


そもそもアメリカの食事をあまり称賛した覚えがない自分は、”ハンバーガー”という響きに憧れを抱きません。

だからこそハンバーガー専門レストランに行こうと誘われた時は、一瞬”え?!”っと思ったのですが、逆に美味しいハンバーガーがこの世に存在するものならば試してみるべきかも、と思ったのです。

残念ながらそこまでのものではなかったです。。。

値段が300円程度だったら話は違ったと思いますが。。。

でもブルクガッセ12番にあるこの店は、サービスがよく、またビールを20種類の中から選べるのがよかったです。

選んだのはもちろんチェコビール!


ヨーロッパ滞在あと73日

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記念品

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11月17日(木)


冬の旅のピアノ合わせをしました。

気がついたら3時間。

アンサンブルは楽しいです。


そしてウィーンシュタイアラー合唱協会の練習に。

ここ3回ほどヴィクトル君にお願いしていたのでかなり久しぶりでした。

さいきん男声の出席率がよく、うれしいかぎりです!


合唱団の何人かに、”日本に記念品をもって帰ってもらおうと思ってるんだけど何がいい?”と聞かれました。

悩むところです。

荷物になると困るし、けど遠慮するのも失礼だし。。。


オーストリアの民族衣装がいいかなぁと漠然と思ったのですが、高価なものに違いないし。

チロリアンハットだったらそこまで高くないだろうし、荷物にもならないなぁと思ったのですが、自分はほとんど帽子はかぶらないので、それもボツ。

何かそんなことを考えてると、この国を離れるんだなぁとすこし実感が。。。


そのあとはトーキョーヌードルにラーメンを食べに行きました。

一応ウィーンでは一番美味しいラーメン屋さんだと思っています。

日本のラーメンやさんと比べれば雲泥の差ですが。。。


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ウィーン滞在あと53日



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チャリティーコンサート合わせ

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11月18日(金)


ドイツであるチャリティーコンサートの第一回目の合わせをしました。

といっても出演者5人のうち2人しかウィーンにいないので合わせとは言えないかも(笑)。

ダリボルカと自分がウィーン、エリザベトの先輩がミュンヘンから来てくださり、後輩がハノーファーからきてくれます。

オルガニストは演奏会をおこなう教会の専属オルガニストです。


以前にも書いたかもしれませんがこのチャリティーコンサートは、この夏にスペインで演奏旅行を行ったときに、スペインからちょっと抜けだしてフランスの巡礼地ルルドに寄ったのでした。

その際に出会ったドイツ、バイエルン州のシュトラウビングというところの神父様にお声をかけていただいたものです。

プログラムは、この地方でよく演奏されるケンプターのクリスマスミサ、そして日本歌曲、クリスマス民謡、そして宗教曲です。

地元の新聞でも取り上げてくださるそうです。

たくさんのお金を日本に送ることができたらいいな!


そして夜はシュタマースドルフ男声合唱団の稽古でした。

明日から一泊二日で合宿。

あっ、自分の後任者がきまったようです。

うまくいくことをこころから祈ります!


ヨーロッパ滞在あと71日

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合宿1日目

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11月19日(土)


シュタマースドルフ男声合唱団の合宿です。

12月12日と13日にある定期演奏会のためにこの時期に泊まり込みで練習をします。

石油とワインで有名なアウアースタルという低地オーストリア州のガストハウス(民宿以上ホテル未満みたいなところ)に朝9時半に集合でした。


例年のように、すでに数人はビールを飲んでいます(笑)。

何事もないようにお茶を飲むように普通に飲んでます(笑)。

オーストリアは本当にいい国だなぁと思う一瞬です(笑)。


1日目は90分の4コマで6時間の稽古。

へとへとになります。。。

大学の先生が一日に授業やレッスンをこなすのって体力勝負だなぁと思います。

ただ音楽的にやりたいことはた~っくさんあるので、時間が過ぎるのが早いです。


プログラムに一曲バロックの曲をいれたのですが、徹底してバロック唱法を指導しました。

数人にその意義を理解してもらえなかったので、バロック期の文化、様式、宗教観などを話しました。

するとさすがはヨーロッパ人、歴史の話にはすごく興味を示してくれて、その瞬間から音がガラッと変わりました。


自分は歴史は全然詳しくはないのですが、にのちに歴史学者になる中学高校の親友がいたおかげでとても興味を持っています(本当に好きなだけで歴史の点数は低かったと思います。。。)。

ことウィーンに住み始めてからはたくさんの歴史書を読みました。

けどやっぱりここに住んでる人にはとうていかなわないですね。

いくら自分が日本史のスペシャリストじゃなくても菅原道真や狩野永徳など外国人が知りそうにない、歴史上の人物は覚えてますからね(笑)。

初等教育の大切さを考えます。


そして夜はワインケラーで2時までパーティーがあったのですが、自分は自分の声帯の事を考えて参加しませんでした。

とても心苦しかったのですが、6時間の指導でかなり声を使っていたのです。

宴会好きとしてはとても辛い究極の決断でした(笑)。


ヨーロッパ滞在あと70日

ウィーン滞在あと51日



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アドヴェントコンサート

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11月25日(金)


先輩方と再びウィーンに帰ってきました。

そしてシェーンブルン宮殿へ。

冬は日が短く観光するには最適かどうか分かりませんが、クリスマス市場が魅力的です。

残念ながら天気は曇りで気温は氷点下で、そして少し風も吹いていたので残念でした。


そしてショッピングをした後バルカン料理を食べにレストランに。

午後から仕事があって先輩方と食事をできる最後のチャンスだったのでしっかり飲みました。

本当にはるばる広島からウィーンまで来てくださった事に感謝です!


そしてクロースターノイブルクの老人ホームでウィーンシュタイアラー合唱協会のアドヴェントコンサートがありました。

今年初めてのクリスマスコンサートです。

ここのお客さんは一緒に歌ってくださる方が多くとても温かい雰囲気でした。


この合唱団で指揮をしてきて、今日が一番良かったかな!といえるくらい、今日はみんなの集中力が高かったです。

年配の方が多くいるこの合唱団で16曲を歌いきるのは簡単な事ではないのですが、今回は気持ちのいい演奏でした。

合唱団員もとても満足そうでした。


そして夜はシュタマースドルフ男声合唱団の練習へ。

こちらも今日はいつもより集中力が高く、合宿でやった事を忘れていなかったのがとてもうれしかったです!

そうなると自分の指揮もより柔らかくなるし、さらにやりたいことが、音楽的アイディアが浮かんでくるので、とても楽しい稽古でした!


刻々と迫ってくる帰国日!

思い残すことはない!やれることはすべてやった!と思って帰れるように頑張りたいです!

と活きこんでるところに、東京の決まっていた家の話が流れてしまいました。。。

ショックでした。。。

ヨーロッパ滞在あと64日

ウィーン滞在あと48日

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