3月9日(金)
今日はダブリン観光とそして夜にリハーサルで盛りだくさんでしたが、4つのことを書きたいと思います。
メサイアの初演の地を訪問することができました。
旧音楽堂跡地と呼ばれているそうですが、現在は住居、カフェ、現代音楽協会事務局、そしてホテル”ヘンデル”となっています。
ちなみに前の通りは魚市場だったそうです(笑)。
リハーサルでは現地の聖パトリック教会のオルガニストとをしましたが、え?!っていうくらい深い音楽家で、ヘンデル自身が弾いてくれたらこんな感じになるのでは?とい言ってもいいくらいですでした。
具体的には彼のストップを使ってのオーケストレーションや、言葉で弾いていく演奏スタイル、そして深い信仰心などたくさん考えさせられました。
そして指揮者の辻先生もメサイアを知り尽くした指揮をされますが、指揮者とオルガニスとの音楽による高い会話が本当に高尚でした(口承でないあぁしようこうしようとの交渉でした)。
博物館を見て、教会を見て、アイルランド人としゃべって、(残念ながら土着のゲール語はまだ文字を見るだけで耳にしていませんが)、すこしずつこの国の魅力を感じてきました。
人はまじめで知的、そしてちょっぴり恥ずかしがりやですが、ほんのちょっぴりです。
ケルト文化も今までよく知らなかったのですが、ローマ帝国の影響下にないことが興味深く、初めて見るものばかりです。
そして食事はというと、とにかく大きい!
少食でない自分が、食べきれるかな?と思ってしまいます。
あとゆで野菜がパンの代わりに主食であることも興味深いです。