6月14日(木)
さて昨日の日記に続いて盲導犬ウランちゃんとの体験記です。
http://www3.ocn.ne.jp/~perira/
ここにもその様子が書かれているのでもしよろしかったら。
といってもウランちゃんは午前は保健所で検査が必要とのことでご一緒したのはわずか数時間でした。
旅行中でもワンちゃんは病院で検査が必要らしいんですね。
なかなか大変なことです。
その間ご友人のお2人と美術史博物館でルーベンスやクリムトの絵を堪能しました。
お昼ごはんに美術館裏のオバラーにいくと、注文もしないのに店員さんがすぐにウランちゃんに水を出してくれました。
ウィーンの人たちは盲導犬に対して絵がおでっせしてくれる人が多いように感じました。
ちなみに盲導犬はドイツ語でブリンデンフントゥというそうです。
そしてシェーンブルン宮殿に向かったのですが。。。
残念ながら入れてもらえませんでした。。。
交渉してみたのですが、だめでした。
仕方なく帰りますが、はやり悔しいです。
建物に入れないのはまだ理解できますが、あの広大なお庭にも入れないなんて。。。
盲導犬が普通の”犬”として扱われたわけです。
盲導犬はもちろん普通の犬ではありません。
一度もほえることもありませんし、タバコの火を押し付けられても耐えることができるそうです。
盲導犬に適している血筋の犬から生まれ、さらに盲導犬になるのは10%の確率なのだそうです。
もちろん訓練も受けています。
普通の犬ではないわけです。
徹底的な自己管理と感情抑制と献身の心を持っています。
そして夕方からは前日と同じプログラムでの稽古でした。
バッハはやはり難しいですね。
フルで集中していないと音楽になってくれません。
音楽が演奏家を選ぶ気がします。
こちらが好きでないと音楽にもすきになったもらえません。
故鈴木先生の言葉を思い出します。
自分が曲を選ぶのではなくて、曲に歌手が選ばれるのだと。